門扉は施設や工場、公共施設などさまざまな場所で活用されています。外からの侵入を防止し、建物の防犯性を高める役割もあるため、形状にはこだわって選びたいところです。ここでは、家庭用の一般的な門扉よりもさらにサイズ感のある大型門扉について、形状と選び方のポイントを紹介します。
格子型の大型門扉とは、縦または縦横に何本も格子が入った形状の門扉です。
学校や工場のフェンスに多くみられるデザインで、格子と格子の間にすき間ができるため中を見通しやすくなっています。
ワイヤーメッシュ型の大型門扉は、山林や発電所などの外側を囲うようにして設置されるケースが多いワイヤー製の門扉です。
メッシュフェンス、メッシュ柵とも呼ばれ、軽量かつ扱いやすいため面積の大きな敷地や建物にも採用しやすくなっています。
金網型の大型門扉は、公園や工場などさまざまな場所に設置されている金網製の門扉です。金網門扉、金網柵、ネットフェンスなどとも呼ばれており、網と網がひし型のような形をつくります。
高さのある門扉の場合、通常の金網の中にX型に補強を入れて耐久性を高め、さらに足元には転倒防止の施工を施しているものが多くみられます。
大型門扉は高さや開口幅が自由に選べるものが多く、シンプルなものからオプションを豊富に取り付けたものまで選択できます。
門扉やフェンスの上に忍び返しを取り付けると、よじ登ったり乗り越えたりできない個性的なデザインになります。剣先のように、心理的な部分で防犯性を高めるためのアイテムも選べます。
オプションや機能が豊富であるほど費用がかかってしまうので、必要な機能を絞り込んだうえで見積もりをとり、比較すると良いでしょう。
大型門扉には高さのほかに格子の間の間隔や素材といった要素で視認性を変化させることができます。
格子の間隔が狭いものほど堅牢、重厚な雰囲気が出せますが、門の中を見通しづらいことで安全性に影響が出る場合は、視認のしやすさも含めて考慮に入れる必要があります。
門扉は設置場所の門の高さに合わせて選ぶのが基本ですが、全体のサイズ感や見た目の重厚感は、実際に製品を見てみなければ分かりづらいかもしれません。
カタログだけでわからないものは展示場などに足を運び、実物の大きさをチェックする必要があるでしょう。
大型門扉の選び方としては、設置する環境や場所に応じた製品を選ぶこともポイントです。
たとえば商業施設用の門扉は人通りが多く景観にもマッチするようにデザインされており、学校や病院用の門扉は安全性を考慮した構造になっているものが選べます。
大型門扉の形状は、長方形や四角形の門扉の中に格子や設置場所の大きさや高さに合わせて、視認性や安全性も兼ね備えたものを選びましょう。
侵入を防止したい目的の場合には、外から入り込みにくさを感じさせるデザインのものがおすすめです。
大型門扉門・特注門扉に対応しているメーカー18社の中から、「門扉をメイン事業として展開している」「さまざまな施設や工場などの大型門扉・特注門扉の実績がある」という2つの条件で厳選。
各社を独自に調査したところ、その中でも会社の特徴が明確だった3社に注目。利用シーンや用途別に、当サイトおすすめの3社を紹介します。
さまざまな門扉・引き戸を特注で提供。設計・開発・施工・アフターフォローまで一貫して行うため実績も豊富で臨機応変な対応が可能です。
軽量・堅牢・安全なハシモト式ノンレール門扉は、故障が少なく低コストで導入可能。レール式門扉をノンレール式に変更することもできます。
規格品があり、手軽に門扉を導入したい場合に適しています。幅広い要望に対し、柔軟な対応力・提案力を発揮している企業です。
※選定基準
Google検索にて「門扉メーカー」のKWで検索して表示された門扉をメインとして事業展開している20メーカー、及びイプロスで「大型門扉メーカー」に掲載がある14メーカーの中から、各公式サイトで施設や工場の事例がある18社を調査。その中から、以下の条件で3社をピックアップしています(2022年7月13日時点)。
エヌビーシー…ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得している完全オーダーメイドのメーカー
ハシモト門扉…ノンレール門扉の事例が最も多いメーカー
ヒガノ…規格品展開をしていてカタログDLが可能なメーカー