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大型門扉は高さや重量があるため、開閉が楽にできても使用者や近隣を通行する人の安全性に配慮して設置しなければなりません。ここでは、大型門扉に導入したいさまざまな安全対策について紹介します。
大型門扉による事故で多くみられるのは、強風や開閉時に起きる「挟まれ」事故です。
台風や突風など、一定の風量を受けると門扉には風圧がかかります。高さや間口が大きいものほど圧力の影響を受けるため、門扉の一部または全体が倒れて、近くにいる人が倒れてきた門扉とともに地面との間に挟まってしまうケースがみられます。
また、大型門扉は通常の引戸よりも重量があるため、開閉時の安全にも十分に注意しなければなりません。開閉の際にドアのすき間に頭や手などが挟まれ、けがを負うリスクがあります。
大型門扉には、さまざまな安全対策が施されています。「キャスターロック」は、取り付けられたレバーを握るとロックが解除されて、開閉が可能になる構造です。レバーを離すとキャスターロックがかかるため、挟まれ事故のリスクを防ぎます。
「ノンレール構造」は、文字通りレールを敷設せずにローラー車を回転させて開閉を行う構造です。軽快な動作や堅牢性を兼ね備えており、レールを敷く工事が不要なため門扉の設置もスムーズです。レールへの引っかかりや、引っかかることによる転倒事故を防ぐこともできます。
ゲートの素材を軽くすることで、門扉が万が一転倒した場合でも被害を軽減することができます。アルミ材を使用している門扉は女性一人の力でも簡単に開閉ができます。門扉は大型のサイズになるほど重量が増すため、軽量な素材で造られているかどうかをチェックしましょう。
大型門扉のなかには、「転倒防止装置」が搭載されているものもあります。一例として、開閉を行う際の「抜け防止」機能や、転倒防止のための金具が装備されているものが代表的です。また強風対策として、門扉の中間地点にも転倒防止剤をオプションとして取り付ける方法も有効です。
「緊急停止装置」は、センサーが感知することによってドアの開閉動作を止められる機能です。開閉中にゲート内に人などを検出するとセンサーが作動し、門扉が自動的に停止します。
電動式の門扉に欠かせない機能のひとつであり、自動のほかに手動で非常停止ボタンを押して動作を止められるタイプもあります。
夕方または夜間のような付近が視認しづらい時間帯の事故を防止するための「ライトアップ」機能は、門扉を含むエクステリア（外構）のオプションとして選ぶことができます。人通りの多い場所を中心に、事故を防止したい門扉の周辺には特に明るく照らせるライトを取り付けましょう。
門扉は大型になるほど重量が増すため、転倒防止や急な開閉を防止するための安全対策が必要になります。人感センサーのような人の気配に反応できるセンサー類のほかに、物理的に転倒を防止できる装置も複数取り付けることをおすすめします。
大型門扉門・特注門扉に対応しているメーカー18社の中から、「門扉をメイン事業として展開している」「さまざまな施設や工場などの大型門扉・特注門扉の実績がある」という2つの条件で厳選。
各社を独自に調査したところ、その中でも会社の特徴が明確だった3社に注目。利用シーンや用途別に、当サイトおすすめの3社を紹介します。
さまざまな門扉・引き戸を特注で提供。設計・開発・施工・アフターフォローまで一貫して行うため実績も豊富で臨機応変な対応が可能です。
軽量・堅牢・安全なハシモト式ノンレール門扉は、故障が少なく低コストで導入可能。レール式門扉をノンレール式に変更することもできます。
規格品があり、手軽に門扉を導入したい場合に適しています。幅広い要望に対し、柔軟な対応力・提案力を発揮している企業です。
※選定基準
Google検索にて「門扉メーカー」のKWで検索して表示された門扉をメインとして事業展開している20メーカー、及びイプロスで「大型門扉メーカー」に掲載がある14メーカーの中から、各公式サイトで施設や工場の事例がある18社を調査。その中から、以下の条件で3社をピックアップしています（2022年7月13日時点）。
エヌビーシー…ISO9001（品質マネジメントシステム）を取得している完全オーダーメイドのメーカー
ハシモト門扉…ノンレール門扉の事例が最も多いメーカー
ヒガノ…規格品展開をしていてカタログDLが可能なメーカー