門扉は自宅全体を囲み、防犯対策やプライバシーの保護を行う重要な外構アイテムです。門から玄関まで距離(敷地)がある家では、道路に至るまでの通り道として「アプローチ」を設置します。アプローチは、道路・玄関との位置関係に注意しましょう。ここでは、門扉・アプローチから玄関までの向きについて詳しく紹介します。
住まいと敷地の位置はそれぞれであり、道路との接し方も地域によって異なります。道路に玄関が面している場合は、玄関を開けたときに中が外から見えてしまうこともあり、門扉にプライバシー対策を施す必要があります。
一方、門扉と玄関を直線で結ばず位置を少しずらすだけでも、門から玄関の中が見通せなくなるため目隠し対策になります。玄関を道路に面さないように配置する方法もありますが、アプローチの向きを変える一工夫でもイメージや防犯性を上げることが可能です。
道路とアプローチが接し、道路から正面にまっすぐ歩いて玄関に入れる位置関係は、無駄がなくシンプルな外構設計が可能です。アプローチを曲げたり斜めに伸ばしたりする工夫が必要ないため、コストを最小限に抑えて最短距離にできる点も魅力的です。
ただし、道路から家の中がよく見えてしまうため、門扉を頑丈にしたり玄関まわりに階段を設置したりする対策方法が防犯に役立ちます。アプローチを少し横にずらす、玄関の真横に植え込みやフェンスを設置するといった方法もあります。
アプローチは道路の正面に面しており、玄関に入る際に直角に曲がるケースでは、玄関を直接覗かれる心配はありません。玄関とガレージ周りの距離も近くできるために、アプローチの費用をかけたくない場合に適しています。
道路から入って斜めにアプローチが設置されているタイプは、視線が斜めに曲がるという視覚効果によって、庭先や外構まわりのデザインが楽しめます。シンプルになりすぎず、他とは違うアプローチを造りたい場合に向いています。
道路から一度直角に曲がるタイプのアプローチは、アプローチ内に門扉を設けて中に入るため防犯性が高く、侵入対策をしっかりと行いたい場合に適しています。外から玄関までが一直線に見通せてしまう心配もありません。
住宅の間取りや広さ、道路との位置関係は1棟ずつ異なり、上記で紹介したように道路との位置関係は4種類以上が存在します。敷地の面積や範囲によってアプローチのデザインにも個性を出すことができますが、家族全員のライフスタイルに合う外構が理想的です。
必ずしもシンプルである必要はありませんが、前面道路が坂道の場合など、階段を設置しなければならないケースもあるため、目的に合わせて使いやすいアプローチを設計することが大切です。足腰の悪いご家族がいる場合、複雑な形状や渡りにくいアプローチは避けたいところです。
アプローチだけではなく庭まわりにもこだわる場合は、門扉や玄関も含めたトータルコストを考えたうえでデザインを行いましょう。
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各社を独自に調査したところ、その中でも会社の特徴が明確だった3社に注目。利用シーンや用途別に、当サイトおすすめの3社を紹介します。
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※選定基準
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エヌビーシー…ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得している完全オーダーメイドのメーカー
ハシモト門扉…ノンレール門扉の事例が最も多いメーカー
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