関連記事
大型門扉は、商業施設や学校・病院などの公的な建物、工場などに採用される門扉です。高さや幅が必要な間口に取り付けるため、大きなサイズ感が特徴です。重量のある製品が多いため、開閉がしやすくコンパクトに扱えるものが理想的です。ここでは複連式引戸タイプの門扉の特徴や製品の事例について紹介します。
高さ2m未満の大型門扉は、高さ自体はなく最大間口が4m以上ある横長タイプのものが選べます。門の高さがそれほど高くはなく背丈の低い門扉が設置できる場合、2m未満の門扉のほうが風圧の影響を受けにくくなるでしょう。
2ｍ未満のものは1.6mなど人の身長ほどの高さか、またはそれ以下のサイズになります。キャスター・ブレースを使わずに設置する特注タイプの大型門扉や、片開き・両開きタイプから選べる門扉なども選べます。
高さがなく横幅のみがある門扉は比較的安全ですが、門柱が回転する構造は有効開口部を広々と使えるため、すっきりとしたデザインを探している場合におすすめです。メーカーによっては、カタログに掲載されていないオーダーメイド製品も選択できます。
高さ2ｍ以上の大型門扉は、門柱などに高さがあり外からの侵入も防止したい場合に向いている製品です。
一般的なサイズ感としては2ｍ前後が標準的ですが、高さ3m以上のハイタイプも選べます。2ｍ未満の大型門扉と同様に、形状やパーツのコーディネートが可能なもの、カタログにないオーダーメイド門扉なども選択できます。
ハイタイプに加えて、4ｍ以上の間口も確保できる大開口タイプは全体的なサイズ感が大きくなるため、堅牢かつ重厚な印象を与えます。転倒防止や安全装置が搭載されているものを選ぶと良いでしょう。
高さ2ｍ以上の大型門扉は設置するだけで存在感が出るため、全体の重量やサイズのほかに機能面やデザインにもこだわって選ぶことをおすすめします。開閉の方法や格子の幅や忍び返しの有無、施錠方法や安全性といった細かい部分までチェックし、いくつかの製品を比較しながらシミュレーションを行いましょう。
大型門扉の高さを選ぶときは、門扉としての安全性に配慮しましょう。1m以下のものから3m以上のハイタイプまで選べますが、あまりにも高すぎる門扉は風を受けて万が一開いてしまった場合に、近くを通る人への安全の問題が考えられます。
高さ1m前後の門扉は扱いやすく、安全性に配慮することはできますが、簡単に乗り越えられてしまうため防犯性は下がってしまいます。
高さを出せない場合は剣先や忍び返しを門扉の先端に取り付けておくと、外から見たときに侵入しにくいデザインとなり防犯効果がアップします。
門扉にある程度の高さが必要とされるのは、中を覗かせないプライバシー保護の意味もあります。
ある程度の高さがなければ簡単に中を見られてしまうため、入口や1階を目に入れたくない場合は人の背丈以上の高さの門扉が良いでしょう。
大型門扉は素材・色・格子の間隔・間口・高さなどから、設置場所にピッタリ合うものが選べます。設置場所に必要な高さを計算し、柔軟にデザインやサイズの要望に応えてくれるメーカーに依頼しましょう。
大型門扉門・特注門扉に対応しているメーカー18社の中から、「門扉をメイン事業として展開している」「さまざまな施設や工場などの大型門扉・特注門扉の実績がある」という2つの条件で厳選。
各社を独自に調査したところ、その中でも会社の特徴が明確だった3社に注目。利用シーンや用途別に、当サイトおすすめの3社を紹介します。
さまざまな門扉・引き戸を特注で提供。設計・開発・施工・アフターフォローまで一貫して行うため実績も豊富で臨機応変な対応が可能です。
軽量・堅牢・安全なハシモト式ノンレール門扉は、故障が少なく低コストで導入可能。レール式門扉をノンレール式に変更することもできます。
規格品があり、手軽に門扉を導入したい場合に適しています。幅広い要望に対し、柔軟な対応力・提案力を発揮している企業です。
※選定基準
Google検索にて「門扉メーカー」のKWで検索して表示された門扉をメインとして事業展開している20メーカー、及びイプロスで「大型門扉メーカー」に掲載がある14メーカーの中から、各公式サイトで施設や工場の事例がある18社を調査。その中から、以下の条件で3社をピックアップしています（2022年7月13日時点）。
エヌビーシー…ISO9001（品質マネジメントシステム）を取得している完全オーダーメイドのメーカー
ハシモト門扉…ノンレール門扉の事例が最も多いメーカー
ヒガノ…規格品展開をしていてカタログDLが可能なメーカー