個人の住宅や企業などの入り口にある門扉は、玄関にある顔ともいわれます。門扉にはさまざまな種類がありますので、どの門扉が適しているかわからないという人のために、門扉の種類との特徴をわかりやすくまとめました。
門扉には大きく分けて「外開き・内開き・引き戸」の3つの開き方があります。一般的に広く普及している内開きは、家屋側に向かって開くタイプですので、開く扉の分だけ奥行が必要です。
道路側に開く外開きは、開く際に人や車にぶつからないように取り付けなければいけません。
もう一つの引き戸は、横方向にスライドさせて開けるタイプで、奥行が確保できない場合でも取り入れられ、自転車などをスムーズに持ち込むことができます。このように、門扉は、玄関周りの広さや使い勝手を考慮して選ぶ必要があります。
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左右どちらか片方のみ開くタイプの片開き門扉は、間口の狭い場所にも設置がでるのが特徴。玄関以外にも、勝手口などにもよく利用されています。
両開き門扉とは、門扉の真ん中から左右対称に開くタイプの門扉で、ある程度の広さがある間口が必要です。人が通るだけなら片方だけ、大きな荷物を運ぶ際などには両方開けるなど用途に応じて開くことができます。
前後のスペースがない場合は、片開き門扉・両開き門扉を設置するのは難しいのですが、引戸門扉なら設置することが可能です。奥行が確保できない場合でも取り入れられますし、間口を広く利用できる点も魅力です。
土地が傾斜していたり、スペースが狭かったりする場合は、アコーディオン門扉がおすすめです。デザイン性や操作性にも優れていて、設置しにくかった場所でも設置が可能ですが、風の影響を受けやすいというデメリットも。揺れを軽減する機構がついているのですが、特に風が強い場所では、強風対策が施してあるタイプを選ぶといいでしょう。
跳ね上げ門扉を開ける際にはゲートが上方に移動しますので、それを格納するためのスペースが不要という特徴があります。跳ね上げ門扉はガレージなどでよく使われていますが、間口の両脇がスッキリしていますので、車の出し入れがしやすいのもポイント。ただし、車の高さやカーポート、住宅の軒などに影響しないように注意する必要あります。
以上のように、ひとことに門扉といっても、開き方などにもさまざまな種類があることがわかります。場所や用途に応じて使い分けるとより使いやすく、周囲にもなじむでしょう。
自分ではこの種類の門扉がいいと思っていても、施工場所や立地などによっては別の門扉を提案されることも。どれがいいか迷う場合は専門メーカーにその旨を含めて相談することがおすすめです。
当サイトでは、門扉について、取り扱っているメーカーなどをまとめてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
大型門扉門・特注門扉に対応しているメーカー18社の中から、「門扉をメイン事業として展開している」「さまざまな施設や工場などの大型門扉・特注門扉の実績がある」という2つの条件で厳選。
各社を独自に調査したところ、その中でも会社の特徴が明確だった3社に注目。利用シーンや用途別に、当サイトおすすめの3社を紹介します。
さまざまな門扉・引き戸を特注で提供。設計・開発・施工・アフターフォローまで一貫して行うため実績も豊富で臨機応変な対応が可能です。
軽量・堅牢・安全なハシモト式ノンレール門扉は、故障が少なく低コストで導入可能。レール式門扉をノンレール式に変更することもできます。
規格品があり、手軽に門扉を導入したい場合に適しています。幅広い要望に対し、柔軟な対応力・提案力を発揮している企業です。
※選定基準
Google検索にて「門扉メーカー」のKWで検索して表示された門扉をメインとして事業展開している20メーカー、及びイプロスで「大型門扉メーカー」に掲載がある14メーカーの中から、各公式サイトで施設や工場の事例がある18社を調査。その中から、以下の条件で3社をピックアップしています(2022年7月13日時点)。
エヌビーシー…ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得している完全オーダーメイドのメーカー
ハシモト門扉…ノンレール門扉の事例が最も多いメーカー
ヒガノ…規格品展開をしていてカタログDLが可能なメーカー