大型門扉は、私たちの財産を守る最初の防線です。しかし、その防犯機能を最大限に引き出すためには、忍び返しのようなセキュリティ対策も不可欠。忍び返しは、門扉を強化し、不正侵入を困難にする小さながらも強力なツールです。本ページでは、忍び返しの基本から設置方法、選び方までをまとめました。
忍び返しは、門扉や扉が外から無理に開けられることを防ぐために設計された金具です。一般的には金属製のバーまたはロッドで、門扉の開閉方向と反対側の上部や下部に斜めに取り付けられます。形状は直線的なものから、場合によっては角度をつけたり、曲線を描くデザインが採用されることもあります。取り付ける位置や角度は、扉の大きさや重さ、使用頻度などによって調整する必要があります。
大型門扉においては、門扉自体の大きさと重さが、侵入者による破壊や侵入を容易にしてしまう可能性があります。忍び返しの役割は、そのような試みを物理的に阻止すること。安全性とセキュリティを確保する上で、忍び返しは不可欠な要素と言えるでしょう。
忍び返しには、設置場所や機能に応じて様々な形状やタイプが存在します。最も一般的なタイプは、扉や門扉の枠に取り付けられ、開閉部を物理的に遮断することで不正侵入を防ぐものです。これらは、素材やサイズ、ロック機能の有無によってさらに細分化されます。
これらの忍び返しは、大型門扉の安全性を高めるために設計されており、使用する環境やセキュリティの要求レベルに応じて適切なものを選択することが重要です。
忍び返しを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
忍び返しの設置方法は、選んだ忍び返しのタイプによって異なりますが、基本的なステップは以下の通りです。
忍び返しを設置することで得られるメリットは、防犯性の向上と長期的な耐久性の確保です。もう少し掘り下げて説明します。
忍び返しのメリットは、不正侵入のリスクを低減させるです。特にロック式や電動式の忍び返しは、門扉を強化し、外部からの無理な開閉を防ぎます。これにより、財産やプライバシーを守るために必要なセキュリティを強化することができます。
忍び返しは、門扉自体やその取り付け部分を保護することで、長期的な耐久性を助ける役目も持ちます。不正な力が加わった際に受けるダメージを軽減し、結果として修理や交換の頻度も減少。メンテナンスコストの削減にもつながるのです。
大型門扉に忍び返しを設置することで、防犯性を大幅に向上させ、長期的な保護にも影響を与えます。忍び返しの種類は多岐にわたり、門扉のサイズやセキュリティニーズに合わせてものを選択可能です。簡単な設置作業で、メンテナンスコストを削減し、門扉の損傷リスクを抑えます。忍び返しは、コスト効率の高い重要なセキュリティ強化策として、門扉を守るために欠かせないアイテムと言えるでしょう。
大型門扉門・特注門扉に対応しているメーカー18社の中から、「門扉をメイン事業として展開している」「さまざまな施設や工場などの大型門扉・特注門扉の実績がある」という2つの条件で厳選。
各社を独自に調査したところ、その中でも会社の特徴が明確だった3社に注目。利用シーンや用途別に、当サイトおすすめの3社を紹介します。
さまざまな門扉・引き戸を特注で提供。設計・開発・施工・アフターフォローまで一貫して行うため実績も豊富で臨機応変な対応が可能です。
軽量・堅牢・安全なハシモト式ノンレール門扉は、故障が少なく低コストで導入可能。レール式門扉をノンレール式に変更することもできます。
規格品があり、手軽に門扉を導入したい場合に適しています。幅広い要望に対し、柔軟な対応力・提案力を発揮している企業です。
※選定基準
Google検索にて「門扉メーカー」のKWで検索して表示された門扉をメインとして事業展開している20メーカー、及びイプロスで「大型門扉メーカー」に掲載がある14メーカーの中から、各公式サイトで施設や工場の事例がある18社を調査。その中から、以下の条件で3社をピックアップしています(2022年7月13日時点)。
エヌビーシー…ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得している完全オーダーメイドのメーカー
ハシモト門扉…ノンレール門扉の事例が最も多いメーカー
ヒガノ…規格品展開をしていてカタログDLが可能なメーカー