門扉は塀を建てて金具を埋め込むものと、柱を建てて金具を取り付けるものとに分かれます。老朽化にあわせてこれらの門扉を撤去するケースについて、工事の流れや相場を解説します。
自宅の門柱や門扉は、建物を守り隣の敷地との境界を表すものです。一方で、雨風に晒され老朽化をすると、倒壊などのおそれがあります。
門扉には素材に応じて耐用年数が決まっており、撤去することは可能です。家屋を手放さなければならなくなり、建物や外構の解体工事を行う際にも、玄関まわりや庭などと共に門扉も解体されます。
門扉撤去の流れは、解体業者に見積もりを依頼して現地調査を行い、契約を行います。契約後に解体工事の日時を決め、当日の工事前に近所への挨拶まわりを行います。
解体業者は、門扉周辺の養生を丁寧に行います。コンクリートなどでできた門扉は、解体とともに粉塵が舞うおそれがあるためです。ホコリやブロック片なども、養生シートによって覆うことで保護されます。
門扉にインターホンや電気錠が繋げられている場合、電源を切ってからケーブルを切り離します。安全を確認しながらインターホンなどを取り外し、門扉のみの状態にしてから、ドリルなどで削り取って解体を行います。アルミなど、粉塵の心配の少ない門扉はサンダーで切断して解体します。
コンクリート造やレンガ造の門扉は、外側のブロックを壊していくと、中に鉄筋が見えてきます。鉄筋はグラインダー、カッターを使って切断し、門扉の下部まで壊したところで、基礎となっているコンクリートも取り除きます。
基礎が解体できたら、門扉が建てられた部分には穴が空く場合があります。そこに再度土を入れて平らにならし、整地をして完了となります。
門扉の撤去は、門扉の素材や解体にかかる人件費、門扉の規模(範囲)に応じて相場が変わります。
ブロック塀の解体は1平方メートルあたり5,000円から1万円程度が大まかな目安ですが、「門扉:30,000円〜」と大まかな相場を提示している業者もみられます。
解体工事には人件費や廃棄物運搬費、門扉以外の部分の外構・エクステリアの工事費も含まれるため、事前に見積もりをとって総額を把握しましょう。
門扉の撤去を自分自身で行う場合、コンクリートハンマーやグラインダーなどの専門的な道具が必要です。DIYは特に禁止されていませんが、範囲が広い門扉は解体に時間がかかるほか、騒音や粉塵が周辺への迷惑になる可能性もあるため、養生は必須です。
砕いたコンクリートブロック、切断したアルミや鉄筋はすべて瓦礫として処分しなければなりませんが、自治体によって処分方法が異なるため、必ず自治体の窓口で処分方法を聞いてから作業を行ってください。
注意点として、養生や周辺への挨拶のほかに、安全を確保することも大事です。道幅の狭い場所で門扉を壊していると、瓦礫が通路の邪魔になったり、反対側の家屋に飛んでいったりするおそれがあるためです。
門扉の解体は専用の道具でブロックを壊すか、グラインダーやカッターでアルミや木の門を切断していきます。瓦礫はできるかぎり細かく砕き、運びやすい状態にしてまとめてから処分しましょう。
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